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原料へのこだわり
まるで日本の桜のように美しいアーモンド並木
契約農園 キャンポスブラザーズ社
世界トップクラスの徹底した品質管理の農園から
健康や美容のため習慣的に摂取する層が増えているアーモンド。
世界の80%を生産する米カリフォルニア州でもトップクラスの供給量と上質なサービスで注目されるのが、「キャンポスブラザーズ社」です。
壺屋の求める品質を理解し、やりがいを見出しながら全面的に協力体制を整えてくれています。
き花に使われるアーモンドは、こだわりがスゴかった!
き花独特の食感と風味の多くは、アーモンドガレットに由来すると言っても過言ではありません。
その魅力を支えるアーモンドは、いったいどのように作られ日本にやって来るのか。
生産する米国のパートナー会社「キャンポスブラザーズ社」の徹底したこだわりぶりをご紹介します。
Campos Brothers Farms
キャンポスブラザーズ社
最高経営責任者 トニー・キャンポス氏(右)
日本最高責任者 スティーブン・キャンポス氏(左)
Tony Campos, President and Chief Exective Officer
Steven Campos, Farming Operation and Japan Exective Officer
キャンポスブラザーズ社は、カリフォルニア中心部サンホアキン・バレーに位置する家族経営の農業生産者です。
1971年にアーモンドの栽培を開始し、三代にわたって築き上げた農園規模(※広さは社外秘)は米国最大級。
年間取扱量(半分以上は自社農園から収穫)は業界2位を誇るなど、カリフォルニアを代表するアーモンド生産・製造事業者へと成長してきました。
傷の少ない美しいアーモンドにこだわり、当社輸出用の「殻割機」を自社で製造。
アーモンドの皮やクズの分別を含め、生産から加工・出荷に至るまで徹底した品質管理を行っているのが大きな特徴です。
問い合わせがあれば、「どの畑で、どのような環境で育ったか」を4時間以内に特定して回答することができるというトレーサビリティにも、アーモンドに懸ける信念が強く表れています。そのイノベーション精神がもたらす高い品質が信頼を呼んだ結果、日本をはじめ世界中で彼らの製品が愛されることになったのです。
「職人気質」がキャンポス社の根っこ
同社は、世界規模のサービスを提供するため、カリフォルニア州クラサーズにアーモンド製造工場を設立。「安全で高品質な製品」「効率的な出荷」を目指し、アメリカ国内はもとより世界を相手にしたビジネスを行っています。「要求される水準が高い仕事ほどやりがいを感じる」職人気質により、優れたパーソナルサービスを日々徹底。世界有数のアーモンド製造施設としての実績を積み重ねています。
植林から収穫まで、一貫した農園経営
昔ながらのミツバチによる受粉にこだわっているのも同社の大きな特徴の一つ。国内で最高の教育を受けた養蜂家と協力して受粉の最適化を図るとともに、ミツバチのコロニーの健康と安全にも配慮します。また、同社では苗木の会社を保有しており、カリフォルニア中の農家に供給しています。
さらに、農業用水の灌漑事業にも取り組み水不足に対応。独自に開発した農薬管理システムの導入と合わせて、木の成長に適切な量の水分と栄養素を供給することで高い効率性を実現しています。
また、熟練スタッフが操作する機械式シェーカーとスイーパーで収穫することで、より奇麗な状態で回収が可能。回収には自社が保有するトラックを使用するため、トレーサビリティも万全です。顧客から問い合わせがあった場合、その時点から4時間以内に農園を特定してお知らせすることができます。
「日本品質」に応える最新設備
収穫したアーモンドは、最初に皮を剥ぎ、次に殻から取り出されます。この加工は自社で保有する「ハラー&シェラー(殻割機)」で行います。カリフォルニア・アーモンドには硬い殻の品種と軟らかい殻の品種がありますが、ハードシェル(硬い殻)にも対応するこの機械は丁寧に殻を割ることができ、傷がつきにくいのが特徴です。その後、異物を取り除き選別するプロセスを経て、梱包されるまで徹底した温度・湿度管理の下、倉庫で保管されます。
日本製の製粉機を導入したパウダー加工では、細胞壁や細胞膜に傷をつける加工を施すことで香りの成分を引き出し、きめの細かいしっとりとした仕上げを実現。日本の一流菓子メーカーが要求する厳しい基準を過去十年以上にわたってクリアし続けています。パウダー加工については、オーダーを受けてから最短で3週間から1ヶ月で納品が可能です。
環境への配慮もとことん
カリフォルニア・アーモンド業界は、環境を尊重した様々なプログラムを実施していますが、中でもキャンポス社の取組は革新的です。「生産者には環境に対する責任がある」と考える同社は、環境と資源の保全に向け、アーモンドの生産と加工に必要な総電力のうち92%を太陽光発電でまかなうなど、すべての作業を常に改善し続けています。
水資源の保全に向けては、点滴灌漑とマイクロスプリンクラーシステムを組み合わせ、最も貴重な天然資源の1つを保護。また、すべてのプロセス設計に空気ろ過システムを含めることで、環境に放出される処理ダストの量を大幅に削減しています。
ほかでは、業界で最も厳しい衛生状態とセキュリティ対策に取り組み、食品の安全性に配慮しています。
アーモンドもパートナーシップもサスティナブル
1 アーモンドを「つくる責任、つかう責任」
キャンポス社・壺屋それぞれが原料を大切に使用しています。
環境に配慮されキャンポス社で製造されたアーモンド。そのアーモンドを使い「き花」を製造する工程で食品ロスが発生します。
壺屋総本店では食品ロスを生かした商品開発を行っており、川上(キャンポス社)から川下(当社)においてつくる責任、つかう責任を守れるよう努めています。
2 2社のパートナーシップ
アーモンド収穫時期にはキャンポス社へ行き、品質チェックや工場&農園視察を行います。
キャンポス社も実施にアーモンドを使用している「き花工場」を訪れ、より製造現場で使いやすいアーモンドの提案を行ってくれます。
お互いの製品に責任をもつことで良好なパートナーシップを築いています。